ニューヨーク・マンハッタンの最南端沖合、リバティ島に立つ自由の女神像。
自由の女神像はアメリカ合衆国の独立100年を記念して、独立運動を支援したフランスの人々から寄贈されました。1886年に完成し、1984年には自由と民主主義の象徴として、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。
自由の女神像が右手にもつトーチは、自由の道を照らし、指し示す意味があります。また、左手にもっているのはアメリカ合衆国独立宣言書です。
自由の女神像は遠くから眺めるだけでなく、リバティ島までフェリーに乗って間近で見ることができます。高さ46m(台座を入れると93m)の自由の女神像は、近くで見ると迫力満点。ニューヨークに来たら、フェリーに乗って自由の女神像を見に出かけてみましょう!
自由の女神像への行き方
フェリー乗り場は、地下鉄1番線最終駅のSouth Ferry駅から降りて徒歩5分ほどの、バッテリーパークという公園内にあります。
チケットはリバティ島とエリス島の見学料金が含まれます。エリス島には「エリス島移民博物館」があり、移民の歴史を学ぶことができます。
チケットは3種類あり、リバティ島とエリス島への上陸のみとするか、台座や冠部分に入場するかで料金が変わります。
- リバティ島上陸のみ $18.50
- 上陸&台座入場 $18.50
- 上陸&台座&冠部分入場 $21.50
チケットは事前に公式サイトで購入することができます。冠部分は人数制限があり、数ヶ月前から予約でいっぱいになってしまうそうなので、事前のオンライン購入がおすすめです。当日に現地でチケットを購入することもできますが、長時間並ぶことが予想されます。
フェリーに乗船する前に、セキュリティチェックが行われます。
フェリー内に飲み物は持ち込めませんので、直前に買ってしまわないように気をつけましょう。リバティ島に到着後は、レモネードなどを購入するお店があります。
リバティ島への乗船時間は約15分。フェリーのデッキに登れば、徐々に間近に迫ってくる自由の女神像を眺めることができます。
リバティ島に上陸すると、至近距離で自由の女神像を鑑賞することができます!
間近から見上げる自由の女神像は、圧巻の存在感。服のひだがとてもリアルにつくられていて、躍動的にさえ感じられますね。
リバティ島には、マンハッタンの景色を臨みながら、ゆったりくつろげる木陰と緑の芝のあるエリアがあります。
実際にその木陰で、座ったり横になったりしてリラックスしている観光客が何人かいましたし、私もそこでゆっくりと時間を過ごしました。
春から夏にかけての季節は、木陰の下で寝ころびながら、リバティ島でのんびり過ごすのもおすすめです。
エリス島移民博物館
リバティ島から乗船するフェリーが向かうのは、19世紀後半から約60年間、1200万人以上の移民が入国の際に通過したアメリカ合衆国移民局。アメリカ合衆国移民局を1990年に博物館としてオープンしたのが、エリス島移民博物館です。
日本語の音声ガイドも借りることができます。エリス島で移民の歴史に触れ、思いを馳せることができます。
さいごに
自由の女神像は有名な観光スポットですが、マンハッタンや太平洋を一望しながら、のんびりリラックスして過ごせる公園のような場所です。
また、エリス島移民博物館ではアメリカの移民の歴史を知る機会にもなります。外国に来たら、その国の歴史をもっと知りたくなりますよね。
ニューヨークに訪れた際は、ぜひ一度自由の女神像に遊びに行ってみましょう♪