アメリカ・フロリダ州オーランドに位置するウォルト・ディズニーワールド・リゾート。本場のディズニーワールドは4つのテーマパークで構成されていて、広さは山手線の1.5倍といわれています。
1週間かけないとまわりきれないと言われている世界最大規模のディズニーワールドの世界を、アトラクションを中心に1日で体験しました!
どんなふうに1日でディズニーワールドをまわったか、その体験についてお話します。
フロリダのディズニーワールドに行く前に
ディズニーワールドのまわり方
パーク間の移動手段はシャトルバス
ディズニーワールドの4つのテーマパークはそれぞれが離れた場所に位置しているので、シャトルバスを利用して移動します。シャトルバスでパーク間を移動するのに、片道約30分くらいはかかります。それぞれのエリアを効率よくまわるための予定を立てておくことが大切です。
オンライン予約できるファストパスを活用
アメリカのディズニーワールドにもファストパスのシステムがあります。目的のアトラクションをスムーズに体験するために、このファストパスを利用することがポイント。
ファストパスを利用するためのシステムは東京ディズニーリゾートと違い、オンラインで予約をします。予約できるのは1日3つのアトラクションまで(3つ使い切った時点で、次のファストパスを取ることができます)。
違うテーマパークのアトラクションのファストパスを予約する場合、それぞれの時間にあわせてパーク間を移動するために、移動の時間も考慮しておく必要があります。フロリダのディズニーワールドのファストパスは、あらかじめインターネットで予約ができます。
ディズニーワールドのチケット“マジックバンド”
入園チケットは“マジックバンド”と呼ばれるリストバンドタイプのもの。ディズニー直営ホテルのチェックイン時に無料でもらえます。
マジックバンドは色をカスタマイズできて、グリーン、ブルー、オレンジ、ピンクなどから好きな色を選べます。このバンドに決済情報を登録することで、パークへの入場、ショッピングやファストパスなどほとんどのサービスを受けることができます。
エキストラ・マジック・アワー(優先入場特典)
私のように、1日でディズニーワールドをまわりたい方には絶対オススメ!ディズニー直営ホテルとディズニー提携ホテルの宿泊者は、開演時間の1時間前にテーマパークに入園することができるのです。
入口のチェックでバンドをスキャンすることで、1日に何回でもテーマパークに入場することができます。荷物チェックもありますが、ごく簡単なもので、係員の方の対応も優しいです。
4つのテーマパークを1日で体験!
エプコット
大きな球体のオブジェがシンボルの、近未来的なテーマパーク・エプコット。まず最初にこのテーマパークに行きました。
エプコットでは、世界各国の文化や最新技術に触れることができます。
ソアリン〈エプコット〉
まずいちばん最初に体験したアトラクションは、ソアリン!2019年7月に東京ディズニーシーでも、新アトラクションとして完成しましたよね。エキストラ・マジック・アワーを利用して、1時間前に入園し、並ばずにアトラクションを体験できました。
こちらは入り口の気球のモチーフです。気球に乗って、いろんな国を巡るアトラクションのイメージを表現していますね。
ライドが天井のほうにあがり、世界中の名所や大自然の映像が大きなスクリーンに流れ、雄大で優雅な空の旅を楽しむアトラクション。風と香りがふわっと流れてきたり、水がかかってきたり、インタラクティヴに楽しむことができます。
ライドの同じ列にはおばあちゃんも何人か乗っていました。高齢の方も安心して楽しめるアトラクションです。
ディズニーワールドは70歳〜80歳くらいの方をけっこう見かけましたが、日本のディズニーリゾートの来場客は若者や家族連れが中心で、あまり見ない光景ですよね。
アメリカではお年寄りもディズニーをアクティヴに楽しんでいていいなと思いました。
リビング・ウィズ・ザ・ランド〈エプコット〉
ソアリンに乗ったあとは、ソアリンと同じ建物にある実験農場のリビング・ウィズ・ザ・ランドに行ってみました。ボートに乗りながら、野菜が水耕栽培された施設などを見学します。実際にスタッフの方が仕事をしていました。
植物が生えている水槽の中で魚が泳いでいる実験場も。ここで栽培された野菜は、エプコット内のレストランで使われているそうです。
シー・ウィズ・ニモ&フレンズ〈エプコット〉
ホーン・テッド・マンションのような貝殻型のライドに乗って、映画『ファインディング・ニモ』の世界を冒険するアトラクションです。
アトラクションがある場所は、本物のイルカが泳ぐ「SEAS水族館」という水族館!水槽に映像が流れてストーリーが繰り広げられます。ライドのスピードはゆるやかで、小さなお子様も安心して楽しめます。
テスト・トラック〈エプコット〉
日本語対応のタッチパネルで車のデザインやスペックをカスタマイズし、105kmで高速走行するというアトラクション。
隣の男の子がとてもユニークなデザインでカスタマイズしていて、感心してしまいました。最後の高速走行はスリルがあり、かなり爽快感をあじわえます!カスタマイズはスペックを重視したので、ランキング1位に。子ども心を思い出して楽しめました。
ワールドショーケース〈エプコット〉
エプコットにはワールドショーケースというエリアがあり、世界11ヶ国のパビリオンが並んでいるのが特徴です。パビリオン内にはショップやレストランなどの施設が入っています。
時間の関係でパビリオンの施設まで入ることはできませんでしたが、散歩しながら見てまわるだけでも楽しめました。中には「日本館」もあり、厳島神社をイメージした鳥居があります。
またディズニーワールドに来ることがあれば、じっくりまわってみたいエリアです。
アニマルキングダム
本物の野生動物が暮らすアニマルキングダム。テーマパークの敷地内には植物が鬱蒼と茂っていて、想像を超えた冒険の世界が広がっていました。
アニマルキングダムのシンボルの巨大な木「ツリー・オブ・ライフ」。
よく見ると、木が動物の形にかたどられており、とても凝っています!あらゆる生物を称えるモニュメントです。
キリマンジャロ・エベレスト〈アニマルキングダム〉
アジアエリアにある、世界最高峰エベレストをトロッコ列車で疾走する絶叫系ローラーコースター。こちらでもファストパスを使用しました。巨大な雪男イエティとの遭遇してしまうスリリングな体験も!!
キリマンジャロ・サファリ〈アニマルキングダム〉
アフリカエリアにあるキリマンジャロ・サファリ。こちらでファストパスを利用。サファリパークのようにトラックに乗ってサバンナの草原を進みます。
なんと、キリマンジャロ・サファリでは本物の動物を見ることができます!
本場ディズニーワールドのスケールの大きさにあらためて驚かされます。
MEMO
お昼や夜の時間帯は、動物たちが寝ていることが多いそうなので、朝のエキストラ・アワーにファストパスで行く方法もよいようです。私が来たときも動物はそれなりに見られましたが(ライオンは見られませんでした)朝のほうがたくさん会えたのかな、と思います。
シンデレラ・ロイヤルテーブル〈マジックキングダム〉
マジックキングダムは、東京ディズニーランドでもシンボルとなっているシンデレラ城が建つテーマパーク。
今回そのシンデレラ城のレストランでランチをしました。ドレスを着ている小さな女の子たちがいてかわいかったです。シンデレラ城のレストランでは5人のプリンセス(シンデレラ、白雪姫、アリエル、オーロラ姫、ジャスミン)とグリーティングすることができます!
日本のディズニーランドのシンデレラ城内はアトラクションとなっていますが、フロリダのマジックキングダムでは、レストランなのです!
プリンセスがひとりひとりテーブルをまわってきてくれて、一緒に写真を撮ることができます。
食事はボリュームがあり、時計をモチーフにしたデザートがキュートでした。
アバター・フライト・オブ・パッセージ〈アニマルキングダム〉
2017年5月27日にオープンしたパンドラ・ザ・ワールド・オブ・アバターというエリアのアトラクション。このアトラクションに絶対に乗ってみたかったので、ファストパスを予約しました。大人気のアトラクションのため、当日はスタンバイの人たちが大勢並んでいました。
MEMO
スタンバイラインはパンドラの研究所となっていて、リアルなアバターの展示などが見られるため、ファストパスを使わずに朝の混雑していないエキストラアワーのタイミングで行くのもひとつの作戦のようです。
ちなみにこのパンドラ・ザ・ワールド・オブ・アバターというエリアには、パンドラの世界が再現されていて、幻想的な植物のモチーフが夜にはほのかな光を放っていて、とてもきれいでした。
アバター・フライト・オブ・パッセージでは、ライドに乗る前に、まずナヴィと体をリンクさせるための映像が流れます。リンクしたあとは、ライドエリアへ。ライドエリアにはバイクのような乗り物が数台設置されていて、その前面に大きなスクリーンがあります。よく見ると下の階にもバイクが設置されていて、3フロア構造になっています。
いざアトラクションがスタートすると、そこはもう美しいパンドラの世界!
有翼の動物マウンテン・バンシーに乗って、パンドラの世界を縦横無尽に滑空し、雄大な自然の中をすりぬけながらエキサイティングなフライト体験をすることができます。
マウンテン・バンシーの動きにあわせてバイクも激しく動き、特に降下しているときの重力の感覚がかなりリアリティがありました。植物の間を通りぬけると、一瞬甘い香りがします。パンドラの空の王者グレート・レオノプテリックスも登場。
自分自身がナヴィ族となって、映画の世界を疑似体験したかのような、夢のような体験となりました!
アバター・フライト・オブ・パッセージに乗るだけでも、フロリダのディズニーワールドに来られて本当によかったと思います。
トワイライトゾーン・タワー・オブ・テラー〈ハリウッドスタジオ〉
実際の映画撮影も行われている映画をテーマにしたテーマパーク、ハリウッド・スタジオ。
日本のディズニーシーでも人気のあるタワー・オブ・テラーがあり、日本との違いが気になったので、フロリダのディズニーワールドのタワー・オブ・テラーに乗ってみました。
館内は古い洋館の雰囲気がよく出ており、ストーリーや映像は日本と違っていました。塔の上に登る前には、ライドが意外な動きをしました(!)。何度も急降下する動きはディズニーシーより激しかったです!
プロジェクトマッピングと花火のショー「ハッピリー・エヴァー・アフター」〈マジックキングダム〉
夜はシンデレラ城で行われるプロジェクションマッピングと花火のショー「ハッピリー・エヴァー・アフター」を観るために、マジックキングダムにもどりました。軽く食事をして、シンデレラ城の前まで移動。
シンデレラ城を舞台に繰り広げられるショーはやはり最高のエンターテイメント。壮大なスペクタクルに気分も最高潮に達しました!
さいごに
かなり駆け足の1日で、シャトルバスの乗車時間もすこし失敗しましたが、それでも上記で紹介したアトラクション以外に、バグズライフの3Dシアター「イッツ・タフ・トゥ・ビー・ア・バグ」、宇宙飛行のミッションに参加する「ミッション・スペース」や、日本でもおなじみの「ホーンテッド・マンション」、「ミッキーのフィルハーマジック」、「プーさんの冒険」、「スターウィーズ:ギャラクシー・エッジ」などを含めて多くのアトラクションを体験することができましたし、十分満足感を得ることができました。
また行けるなら、もう1度試したいアトラクション、新しく行ってみたい場所、ゆっくりまわってみたい場所がたくさんあります。
2020年には新しいアトラクションがぞくぞく登場するようです。1週間もかけることはできないけど、1日や2日くらいでフロリダのディズニーワールドをまわりたい!という方は、この記事を参考にしたいただけるとうれしいです♪